2012.12.15

息子が流行の風邪から肺炎になって10日間ものあいだ入院していた。
10月26日の満10ヶ月の記念日を迎えたのも病院のベッドの上だった。
初めて息子と離ればなれになった10日間は、その何倍にも感じるほどほんとうに長かった。
いつもの慌ただしい朝が一変。夫と二人、ゆっくりコーヒーを飲みながらテレビのニュースを見る。静かで平和すぎる朝はもうなんだか物足りない感じがした。夫婦の会話もいない息子のことばかり。いつだって寄り添って一緒に寝ていた息子がとなりにいない夜は冷たくて長くて、朝がくるまでに何度も目が覚めて時計を見ることのくりかえしだった。
たった4時間の面会時間を毎日時間いっぱいまで一緒に過ごして、息子を一人残して帰るときの切なさといったら。ちょっと油断すると泣いてしまいそうで、オフィス街のきらきらしたイルミネーションを眺める余裕なんてこれっぽちもなかった。今思えば、入院当初から毎日のように担当医に退院のことばかり尋ねていた私は、さぞかし必死の形相だったろうと思う。
息子が退院してきて改めて思うのは、あたりまえだけど彼がほんとうにかけがえの無い存在ということ。そして、彼が私たちのもとに生まれてきてくれたことが奇跡のように感じられるほど、すばらしくしあわせなことだということも思い出させてくれた。これから先何がおこっても愛しい息子を全力で守って、彼の喜びも悲しみも苦しみも自分のことのように分かち合っていこう。

両親が私にしてくれたように。

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