2012.02.14


あなたがこの世界で最初にあげた声はとてもとても小さくてか細かったけれど、それでもしっかりと私の耳に届いた。その瞬間それまでずっとはりつめていた気持ちがいっぺんに緩んで涙がどっとあふれて、私はそばにいた夫の手を握りながら顔をくしゃくしゃにして子供のように泣いた。

「男の子ですよ。」
黒々とした髪の毛とすでにはっきりと二重の瞳と夫にそっくりな口元の本当に小さな小さなあなたを、たまらなく愛しい思いで見ていた。

ただただ幸せだった。

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